第23回(令和2年度)文芸部門
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あばら家よ 風雪耐えて すきま風 オレと一緒に もう少したのむ
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椿落つ 民意恐れよ 居丈高(いたけだか) 毒ある言葉で 世論を変え行く
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足触る オタマジャクシも 姿消え 快適よりも 自然を願う
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退任に パソコン携帯 返す時 40年の 感謝の軌跡
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蒔く種に 願いいくつも 託しつつ 生きる楽しみ 土と語らう
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思い切り 泣く曾孫見て 笑み零る 我慢の術を 知らぬ幸せ
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デイケア 皆で会うのが 楽しみで リハビリ兼ね 体操はじむ
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ふきのとう 待ちに待ったり 漸くに 採りきて今朝は 蕗(ふき)味噌つくる
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白焼の 鰻に山葵 わづか添へ ほのかに辛き 土用の丑の日
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雷が 鳴るといつでも 聞いている それは僕を いやしてくれる
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食ふことと 寝ることのみが 楽しみと 年老いし 吾が日々となりぬ
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三十余年 医者に通ひし ことなきと 姉の自慢は 毎日歩く
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紫陽花を 二枝折りて 館りたり 一人居の部屋 大分華やぐ
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上を向いて
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私の人生飛ばしたい
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音楽村
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fleur~花~
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泣きたい
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なぜ人は人に優しくするのだろう
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無題