長野県PRキャラクター「アルクマ」
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©長野県アルクマ

第23回(令和2年度) 文芸部門 自由詩 音楽村

水仙畑のベンチで2人並んで座っている
まん中にお菓子を広げて
俺の口に一枚一枚、お前はお菓子を運んでくれる
水仙畑のこのベンチで思う事は夢だらけ
叶わなかった夢ほど鮮やかによみがえる
地面に横になりシャッターチャンスをみる客もこの水仙が満開になる頃訪れる
外国人や若い女達が訪れる
ラッパのモニュメントに
俺は口元で好きだと大きな声で言ってみる
お前はラッパの前で「私もよ」と言った
色々な想いで水仙を見にくる客達
陽気に歩いて水仙畑に佇んでいる
俺はよくカメラを撮ってくれと頼まれる
燃える水仙をバッグに撮ってやる
空はいつでも快晴で
すぐそこに桜も見える
眺めがいいベンチに2人
今日も水仙畑が綺麗に映っている
作者氏名
佐藤 一秋
年齢
46 歳
市町村
上田市
障がいの種別
精神
エピソードや感想
春の音楽村。夏の音楽村。秋の音楽村。冬の音楽村。それぞれ顔つきが違う音楽村ですが、行くと必ずいやされます。何かあると僕は音楽村に行きます。お菓子を持って。