第27回(令和6年度)文芸部門
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夏終わり 少しずつ寒さ 増していく 色づき始める 秋の紅葉
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夏空の 夜景の都市を 写し出す 花火大会 記念の記憶
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さよならと 五十路の君が 眉上げて 走り去った 時を忘れず
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今日からは 標本となる 蝉なれど 好きなだけ鳴き 遊べたろうか
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亡き友の 名前読んでも 雲の上 優しい笑顔 まぶたの裏に
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八月や 帰るあてなき 里の夢 駅のポスター 思い出よぎる
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ぜいぜいと 一人山道 炎天下 一滴の水 幻覚をみるかな
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人の世に 今日が始まる 出づる陽を 浴びてぞ想う 生きてる私
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七夕の 空では星が 再会す 数多の星より 君を見つけし
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君の名を 心の中で 重ねつつ また会える日を 秘めて待ちたり
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冬の堀 水面を滑る 白鳥の よく見て見たら コンビニ袋
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虐待を される子供は 被害者だでも SOS出してる印だ 親も誰かタスケテ
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虐待は 絶対絶対 イケナイヨ 「子供」が親を 敵とするから