第27回（令和6年度）文芸部門
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今ほしや あたたか言葉 今ほしや
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初登山 天候不良で 途中下山
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天にもゆ 神花なりてか さるすべり
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京都旅 魅力満喫 大門寺
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蓮の花 池の中咲き 善光寺
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坊さんも 汗をかきかき 読経する
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水筒を 飲み干した先 飛行機雲
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咳するの 忘れ月食 眺めてた
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春コート こうもり傘を 捧げもつ
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木漏日を 手のひらに乗せ 遊ぶ初夏
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まだ胸に 夫逝きし夜の 虎落笛
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清川の ポツリと浮かぶ 秋蛍
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霜夜かな 坂本九の 歌聴こえ
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虚空蔵の 風越山の 秋深し
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命がけ 冬の山岳 救助隊
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片陰に 入れてもらえぬ 最後尾
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半袖に 開襟シャツ 衣替え
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梅雨の雷 李朝の白磁 目を覚し
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故郷に 旅に出る時 楽しみだ
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彩りの 銀杏散りしよ 歩く道