第24回(令和3年度)
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暖かき光とどけし星月夜
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ささ船をながした川にほたるまう
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遥かなる山河乗り越え渡り鳥
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風に散るはかなき桜花そのものが
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冬来たり白くなりけれ山里は
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窓ガラスそっと吹きつけ息白し
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キリギリスこの世の土産わがみがら
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初霜や道路端にも降りそそぐ
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おおそうじいつのまにやら我ひとり
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おさなごのはごいた重しすそのはし
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穏やかな流れに見とれ昇る橋
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細波に夕日が映える千曲川
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本職は上司に隠れてYoutuber
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かぼちゃ煮てひとりで食べる夕餉かな
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見上げれば藤の花房重たげに
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つばめの子首を伸ばして親を待つ
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たいようはげんきチャージギラギラと
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かき氷あたまがキーンとなつのあじ
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しおかけてすいか食べたい暑い夏
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茂みわけ薮蚊いとわず茗荷取る