長野県PRキャラクター「アルクマ」
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©長野県アルクマ

第28回(令和7年度) 文芸部門 自由詩 奨励賞手ごたえ

これから先どういう人生を歩むのが「正解」というのはないのではないかと私は思う。
大切なのは、大事にしてゆきたいのは、自分なりの「手ごたえ」と「納得感」だ。
いつの日か、今まさに自分の人生に幕が下りようとするときに、薄れゆく意識の中で、自分なりの「手ごたえ」と「納得感」をある程度感じながら、自分の人生の幕が下りるようにしたい。
自分が生まれて、今に至る、48年の歳月。
たくさんの「ヒト・モノ・コト」との出会い。
過去を否定するのでもなく、否認するものでもなく。
過去にしがみつくのでもなく、こだわるのでもなく。
過去は過去として大切に、大事にしてゆく。小説で言うと「次の章」に入ったと思って、生きてゆく。小説も人生も、展開は本当にわからない。
そんなことを思いながら、私は、いまを、日々を、生きている。疲れたら、ちょっと立ち止まって、ひと休みしながら。
作者氏名
松平 隆史
市町村
松本市