第25回（令和4年度） 文芸部門 自由詩 感謝

僕等の心と体はいつでも　地球と絆で結ばれる――遥か宇宙の彼方からやって来た神秘の光　情熱の輝き　この生命(いのち)　多種多様(それぞれ)の能(ちか)力(ら)と身体は　地上で手を取り支え合うそのた
めにある　命さえ捧げ助ける　慈愛に満ちた唯一(こ)の惑星――僕等は生まれながらにこの幸を　手にし今を生きている　どんな種(しゅ)、人種(じんしゅ)、身体、心も　多種多様(それぞれ)の形態(かたち)に叶う幸せが　こうして祝福(やくそく)されている――大切な真理(こと)を忘れた人類よ　再びこの生命の内面(みなもと)を観よう　宇宙
からの神秘の光は地球(はは)からの　恩恵の体(ころも)を身に纏う　土から生まれた動植物、鉱物達の命(ちから)を頂き　そこで初めて鼓動する　水に潤い満たされて　木々の生み出す空気を呼吸し　肉体(からだ) の機能が働(うご)き出す――空(ちち)と大地(はは)とに育まれ
ようやく一歩が踏み出せる　極小さな人類(わたしたち)怖れる前に手を取り合い　僕等の源　宇宙(すべて)の地球(いのち)へ感謝しよう　愛(こころ)からの真の感謝を捧げよう　地球(はは)なくして人類の幸せなど存在(あり)えない　奇蹟の惑星(ほし)よありがとう　そして永遠に・・・