似合うね、いいデザインだね キレイだね
どこで買ったの?
そんな言葉一つも言えず
洒落た会話もできずに毎回のデート
俺は苛立ってばかりいた
何一つ思うように運ばなくて
もう随分と前になるが俺はそんな彼女を抱き
しめた事がある。
これ以上、離れてほしくなかったから。
抱きしめた時、服が彼女の着ていた服が新品
の香りがした
こんな俺を相手にしても
お洒落な服を着ていたい、そんな彼女の心に、
俺、俺自身の力のなさに
あらゆる俺の力のなさに
さみしさがこみ上げた
病い故にやっとこな笑顔の彼女なのに
彼女は俺を怒りもせず、わがままも言わず
俺の後ろを3歩下がって歩いてくる
新品の服の香りが、俺にはいつまでも痛い!
どこで買ったの?
そんな言葉一つも言えず
洒落た会話もできずに毎回のデート
俺は苛立ってばかりいた
何一つ思うように運ばなくて
もう随分と前になるが俺はそんな彼女を抱き
しめた事がある。
これ以上、離れてほしくなかったから。
抱きしめた時、服が彼女の着ていた服が新品
の香りがした
こんな俺を相手にしても
お洒落な服を着ていたい、そんな彼女の心に、
俺、俺自身の力のなさに
あらゆる俺の力のなさに
さみしさがこみ上げた
病い故にやっとこな笑顔の彼女なのに
彼女は俺を怒りもせず、わがままも言わず
俺の後ろを3歩下がって歩いてくる
新品の服の香りが、俺にはいつまでも痛い!
作者氏名 | 佐藤 一秋 |
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年齢 | 48 歳 |
市町村 | 青木村 |
障がいの種別 | 精神 |
エピソードや感想 | 疲れたから書かないのではなく、疲れていても書かなければ気がすまない、そんな気持ちで書きました。 |