長野県PRキャラクター「アルクマ」
長野県PRキャラクター「アルクマ」
©長野県アルクマ

第24回(令和3年度) 文芸部門 自由詩 奨励賞息子への想い

今まで、何度入院した事だろう。
そのたびに、母に息子をあずけた。
病院の天井を見つめながら、涙が流れた。

息子には、父親はいない、母親は弱い。
息子には、苦労かけっぱなしだった。

でも息子への愛情は、人一倍ある。
幼い頃の事思い出す。なかよし親子だった。
子育ては、楽しかった。
思いやりのある、やさしい子に育った。

息子がいたから、病気に負けず生きてこられた。

息子も立派な青年になってくれた。

息子よ、ありがとう。
作者氏名
森 千鶴
年齢
61 歳
市町村
伊那市
障がいの種別
精神
エピソードや感想
精神病を持ちながら息子を一人前にしました。息子は今年29歳になります。