作者氏名 | 小野澤 四郎 |
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年齢 | 80 歳 |
市町村 | 佐久市 |
障がいの種別 | 身体 |
エピソードや感想 | 両手が不自由の為、筆で字を書く事、又、のみで細かい所が大変でしたが、仕上がった時には、うれしさを感じました。 |
審査員講評コメント | 刻字作品を選びました。
「刻字」は完成させた書を板等に写しとりそれを槌とノミで刻り上げ、その上で色付けをして仕上げるという想像以上に手間のかかる仕事です。
最優秀賞の小野澤さんの作品は、2000年以上も前に使われていた篆書体を画面を圧するが如きに四文字を配置させ、意表を衝く青系の彩色を施し、落ち着いた現代的な仕上がりとなりました。
更に文字の背景には細かい魚紋をあしらっており、作者の情熱と共に、その高い技量も伺うことができます。
他の作品もいずれ劣らぬ技量が発揮されており、審査に苦労したことも加えさせて頂きます。 |